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【現役購買マンが解説】購買・調達部門に向いていない人の特徴

こんにちは、チーウーです。

今回は、購買部門に向いていない人の特徴について解説していきます。

購買部門員として長く勤務していると、向いている人・適性のある人、逆に向いていない人・適性の無い人の特徴が分かってきます。

前回は購買部門へ向いている人の特徴3選を記事にしましたので、未だ読まれていない方は是非読んでみてください。

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購買部門は向いていないとかなり大変な思いをする部門です。

この記事と前回の記事を読んで向いている・向いていないの指針にしていただければと思います。

では、さっそく本題に入っていきます。

向いていない人の特徴 志向編

ここではその人の行動志向を基に特徴を挙げていきます。

志向編

  • 事務処理が苦手・嫌い
  • モノづくりに興味がない

では早速解説していきます!

①事務処理が苦手・嫌い

事務処理が苦手・嫌いと言う人は、購買部門に向いていないです。

購買部門はどの部門よりもペーパーワークを伴う事務処理が膨大にあります。

  • 注文書
  • 見積書
  • 納品書
  • 請求書
  • 手配フォーキャスト
  • 取引先との打ち合わせ議事録
  • コストダウン資料…etc

と言った感じで、挙げだしたらキリがないくらいの事務処理をしています。

最近でこそ電子化の進歩によって、電子決済でのオンライン処理が進みましたが、それでも他部門と比較すると非常に多いです。

膨大な事務処理ですが、注文書や見積書等の契約文書は、厳密に保管期限が定められている為、適切に保管をしなければなりません

なので、事務処理(書類の保管含む)が苦手な人は購買の仕事に向いていないと言えます。

②モノづくりに興味がない

モノづくりに興味がない人は、購買に向いていないです

購買部門は、他のアドミ系の部門や営業部門を代表する文系職種とは異なり、モノづくりに直接かかわることができる部門です。

ポイント

  • 新製品開発の部材調達
  • 既存製品からの部品の置き換え
  • 購買からの部品提案

メーカーにおいてモノづくりに直接かかわれるのは、大きなモチベーションになります。

自身で決定した購買部材が製品としてお客様に届けられるのは、購買冥利に尽きると言えます。

その大きなモチベーションになり得るモノづくりへの関わりに興味がなければ、他部門に行くことをお勧めします

モノづくりに全く興味がない、だけど製品のセールスに興味がある場合は営業がおすすめですし、
他にも事業管理部門や経理部門、総務部門等のアドミ系の職種に進まれる方がよいでしょう。

向いていない人の特徴 性格編

ここまでは、どちらかと言うとその人の志向・得意不得意にフォーカスを当ててきました。

ここからは特に性格にフォーカスを当て、向いていない人の特徴を解説していきます。

購買は性格的にも向き不向きが明確に分かれる部門です。

性格編

  • コミュニケーションが嫌い
  • 怒りやすい(キレやすい)
  • 好奇心がない

では早速解説していきます。

①コミュニケーションが嫌い

コミュニケーションが嫌いな人は購買に向いていません。

購買部門では様々な部門と調整・交渉・依頼を行います。

また外部の取引先とも同じように調整・交渉・依頼を行っていきます。

調整・交渉・依頼を数多くこなさなければならない環境の中で、コミュニケーションが嫌いなのは致命的に購買に向いていないと言えます;

コミュニケーションが不得意であれば、努力や慣れで如何ともできますが、嫌い・したくないという意思があれば、
購買部門に行くことをお勧めしません。

毎週どこかの取引先と打ち合わせを行い、毎日のように関係部門と打ち合わせを行い、調整を行っていくのが購買部門の宿命です。

②怒りやすい

怒りやすい(キレやすい)人も購買部門には向いていません。

他社との関りがなく、一人で業務が完結するようであればキレやすかろうが、泣きやすかろうが関係ありません。

しかし、購買部門はそうはいきません

上でも挙げた通り、購買部門は外部や内部とのコミュニケーションがかなり多い部門です。

そして部品サプライヤーから理不尽なことを言われたり、時には他部門と調整を巡って衝突することがあります

そんな時に冷静に議論ができない人は購買に向いていないです。

購買は常に冷静に交渉をする必要があります。

③広い好奇心がない

好奇心がない人も購買部門に向いていません。

購買部門は事務処理作業がかなり多い部門です。

そんな中で、自身の購買している部品への好奇心や製品自体への好奇心がないと中々辛いです。

淡々と事務作業をこなしつつ、興味のない部品に向き合うことになります。

しかし好奇心が旺盛であれば、『業務をより改善していこう!』『新しい提案でコストダウン活動を行おう』という、
購買業務自体へのモチベーションに繋がります

設計部門や技術部門等、特定の領域に絞った指向性のある好奇心でも構いませんが、
ローテーションや多岐にわたる購買業務自体に好奇心を持つことが必要です。

購買部門へ向いていない=活躍できない?

ここまで読まれた方で、『ああ、私コミュニケーション得意じゃないから購買で活躍できないのか…』と思われた方もいるかと思います。

それは間違いです。

例えばコミュニケーションが苦手な人は、購買として苦労するかと思います。

ただその人に強いモノづくりへの情熱と、好奇心があった場合はどうでしょうか?購買にで活躍できないでしょうか?

決してそうではありません。

ここで上げたのは、あくまでも購買部門へ向いていない人の特徴であって、活躍できるできないではありません

現に私は事務処理が苦手・嫌いに当てはまる特徴を持っていますが、長年購買部門で活躍できています

購買の仕事は、事務処理や人とコミュニケーションをとるだけではなく、コストダウンの戦略を練ることや部品サプライヤーの活用戦略を決める等、多岐にわたります。

購買として働きたいという強い意志があれば、業務はいくらでもあります。

例え不向きに当てはまる特徴が一つあったとしても、全く活躍できないというわけではないので安心してください。

まとめ

今回は、購買部門に向いていない人の解説を行いました。

購買部門に向いて人の特徴

  • 事務処理が苦手・嫌い
  • モノづくりに興味がない
  • コミュニケーションが嫌い
  • 怒りやすい(キレやすい)
  • 好奇心がない

ただ、一つ当てはまるだけで”全く適性がない”というわけではないことを重ねて伝えておきます。

購買で活躍したいという強い思いがあれば、たとえ一つ当てはまったとしても購買部門では活躍できます。

今回の記事を参考に是非、自身の適正を見極めていただければと思います。

以上です、ご覧いただきありがとうございました。

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